あらけんのブログ『やれない理由探す暇があるなら、どうやったらできるか考えれば良いのに』

MAIZOKINで埋蔵ケータイ掘ったり。ビジネスの話や日常思っていることなど。

ミレタ公開まであと4日、(3)ユーザーデータ集め

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図はアンケートツールクエスタントを用いたあいりぺの独自アンケート結果より

あいりぺの荒木です。

いきなりこのブログを見始めた方は、ぜひ(1)からお読みくだされ。

全6回目次
(1)メルカリ羨ましす
(2)藤田さんの天の声
(3)ユーザーデータ集め
(4)ピッチに出てお金を得るのさ
(5)本当にこれでいいのか?
(6)その先がミレタ

5/21(月)11:00公開予定の

ミレタ おもいでの写真が見れるクラウドメモリー

の開発秘話を6日連続で公開する企画の3日目でございます。

前回のあらすじ

CtoCフリマとかもう食傷気味だから、フリマじゃなく買い取ります!でいいんじゃ無い?個人情報は完全に消去します、買い取ります!で。

その裏で、後から売ればいい。by藤田さん

 

(3)ユーザーデータ集め

 確かにヒアリングしている時も

「フリマに出すという感覚がない」

 という言う声は多かった。個人情報が入った携帯電話というモノはフリマとは相性が良く無いことは知っていたが、CtoBtoCであってもそれは我々難しい事をやっている人間の言い分であって、売り買いする側にとってはCtoBtoC であっても、CtoCであっても、それはフリマという心理的ハードルが立ちふさがるものなのかもしれない。

 

 ビジネスジャッジの結果は3人ともいいね!と、市場はありそうだという判断はいただいた。そして、終了後にCEO河合とはなし、藤田さんのアドバイス通り、ここはやはりフリマではなく「買取りまーす」方向に舵を切ることにした。

 

 買取代金持ってないからどうにか工夫しないといけないが、まあその辺はオジサンスタートアップからすると得意分野なのでどうにでもなる。金がないから買取できないではない、金がないけど買い取るにはどういうスキームにすればいいかを考えるだけだ。

 

 ビジネスモデルの壁打ちも一通り終わったので、今度は一般消費者の声を聞く。まずは中古携帯をなぜ売らないのか、なぜ埋蔵されているのかググってその辺りの想定にアタリをつけて、アンケート項目を決めて行く。

 端末をなぜ売らないかなど、10問ほどのアンケートをクエスタントで作り、自分の友人知人を中心にmsgやLINEで送りつけて回答をしてもらった。


実際の回答結果はこちら

https://questant.jp/s/89AO15G9

pass:1234

※個人情報の問題もあるので、その他などフリー回答の一部は非公開としています

 

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うむ。

みんな何台か家に埋蔵しているらしい。

1台も持っていないが4%しかいない。いい検証ができた。

 

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1位42%、いつか中のデータが見たくなるから

2位26%、データ漏洩が怖いから

3位17%、どうやって売ったらいいか知らない

4位10%、画面割れなど壊れているから


なるほど。

中のデータがいつでも見れるように取り出してあげて、ウェブ上のアルバムに入れてあげて、業務用のGreenTという世界標準ソフトで完全消去保証して、壊れた端末も買い取ったあげると、優勝。

 

しかも、うち(あいりぺ)、壊れた端末大好きやん。

修理屋なので自分で修理してもいいし、画面やカメラやネジなど修理のパーツどり用にしてもいいし、研修用の端末として修理人の育成に使ってもいいし。

壊れた端末最高。この辺りは、中古車の流通に仕組みがに似ているのかも。

 

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1位、無料なら
2位、むしろ端末の売却代金でちょっとお金欲しい
3位、2000円払ってでも使いたい


 ふむふむ。やはり端末の買取はやってあげて、その買取代金から取り出し代金を捻出しよう。1.5万で買い取って、取り出し料金で3000円引いて、1.2万円渡すような、そんなビジネスモデルに。

 

 完全無料にして、後々データを活用した広告ビジネスだのなんだので、うすーく回収するモデルも考えたけれど、友人たちに言ってみると怖いから嫌だと。

 

 データ取り出してくれて、見れるようにしてくれて、0円だと、なんかデータ売られてそうとか。ここはお金をケチらずに、世界標準の業務用データ消去ソフトGreenTで人間が1つずつ完全消去することにする。

 ITリテラシー低い層(よくわかんないという層)からは、お金かかるけど安心で安全というポジションの方が、支持されると仮定した。(もちろん公開後にABテストして変えるかもですが)

 

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うーん。。。これは困った。

アプリ作ろうと思っていたのに14%か。。。

クラウドストレージはやるとして、意外とUSBメモリー人気。

USBメモリーって寿命が5年から10年ぐらいと言われているんだけど、そういう問題じゃなくやっぱモノが欲しいのか。。

CDROMは却下w
端末返却は…一応検討するけどたぶんいらない気がする。

 

まとめ
 このデータをもとにビジネスの細部を決めて、事業計画をCtoCフリマサービスではなく、データを取り出す機能付きの端末買取アプリとして作り直し。

 そこからさらにいろんな人に壁打ち台になってもらって修正してはダメ出しをもらい、いろんな人に叩いてもらってようやく全体像が見えてきた。


 最初は、

「あいりぺの新サービスとしてスケールするといいな」

としか思っていなかったが、調べるうちに本気でスマホの中古市場をどうに整備したいと思うようになり、3キャリアに対して憤りを感じるようにもなった。

 

ドコモ愛をこじらせる

 国内3キャリアは、不当に高い金額で下取りを行なって、その下取りしたスマホを全て海外で売りさばいていた。なぜなら、国内に「中古端末」という選択肢ができると、例えば秋葉原で「中古端末」を買った人は、3キャリアでは端末は買わないということになる。当たり前のことだ。しかも、秋葉原で「中古端末」を買うということは、通信回線=SIMももはや3キャリアである必要もないので、格安SIMを使ってしまうかもしれ無い。

 国内3キャリアは、中古スマホを自分たちで下取りして回収し、それを全て海外に流すというスキームにより、2年ごとに新しい新品端末を購入させてきた。そしてそのスキームにより、高収益を生み出してきた。でも、本当にそれでいいのか。もう、スマホの性能なんて似たようなものなのだから、2年ごとに最新携帯に買い替える必要なんて無いだろう。

 政府は、中古車のように中古スマホ市場ができることで、消費者が中古という選択を選べるようにしたいと総務省を通じて発信している。公正取引委員会も、不当に高い下取り金額を止めるように3キャリアへ指導を出し、外部環境として国内の中古スマホ市場はこれから作られようとしている。そして、安ければ中古スマホでも良いというアンケート結果もある。

 

 なのに3キャリアだけが、これに抗おうとする。

 

 自分は初めてモバイル端末を持ったのは、ドコモのポケベルだった。確か、センティーFという青いポケベルで、街中の公衆電話に10円を入れては、とんでもないスピードで暗号を繰り出し※2※2#と入れていたものだ。

 

 それからずっとドコモだった。

 

 高校時代にはPHSになり公衆電話に走らなくてもPメールが打てるようになった、大学ではガラケーを手にし、緑のくじらたんは違うキャリア同士のメールを活性化してくれた。ドコモがiPhoneを出してくれないのでスマホXPERIA初代からだった

 

 XPERIA初代、XPERIAacro、Galaxynote初代からGalaxynote2と乗り換えて。

 

 自分の青春には常にドコモショップがあった。

 

 壊れたらドコモショップに行く、代替機を借りる、修理をしてもらう、中を開けて様子を見てもらう。電池パックを交換してもらう。

 

 そんな大好きなドコモショップは、ドコモ初のiPhoneであるiPhone 5sに切り替えた途端、手のひらを返すように冷たくなった。iPhoneは何もできない、修理も交換も。そんな大人の事情がいまいち理解できず、初めてiPhoneの画面を割った時に当時あいりぺを創業したばかりだった河合に言われた事を覚えている。

 

河合「ドコモショップじゃiPhoneは修理してくれないぞ?」

荒木「たぶん平気、appleじゃなくドコモに毎月500円ぐらい保険料払ってるから。」

 

そして通い慣れたドコモショップに行き、修理できないと言われた事が、私の人生を帰ることになる。私のドコモ愛は歪んだ形で今も消化できて居ない。

 

ドコモがやってくれないのであれば、自分がやるしか無い。

あの優しかったドコモショップは、もう、いないのだ。

 

最初は、あいりぺの1新規事業として中古スマホって良いかもね、としか思っていなかったのだが、私はすっかり中古スマホ市場にハマってしまった。

 

次回(4)に続く

 

全6回目次
(1)メルカリ羨ましす
(2)藤田さんの天の声
(3)ユーザーデータ集め
(4)ピッチに出てお金を得るのさ
(5)本当にこれでいいのか?
(6)その先がミレタ

 

この日記は、5/21(月)11:00公開予定の

ミレタ おもいでの写真が見れるクラウドメモリー

の開発秘話を6日連続で公開する企画の3日目でございます。