あらけんのブログ『やれない理由探す暇があるなら、どうやったらできるか考えれば良いのに』

あいりぺColorでiPhoneに色塗ったり。ビジネスの話や日常思っていることなど。

引き出しに眠る古い携帯についてのアンケート調査結果

iPhoneの出張修理マッチングプラットフォーム『あいりぺ』などiPhone関連事業を行うLife Support Lab株式会社は、自宅の引き出しに眠る携帯電話についてのアンケート調査を実施しました。

 

調査期間:2017年9月-10月
調査対象:弊社COO荒木とfacebookで繋がった20代から50代の男女
調査方法:インターネット調査

 

※本調査は弊社荒木(ブログ筆者)がその知人達を対象として個人的に調査を行った結果であり、調査結果の信憑性につきましては一切責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。

※会社公式な調査ではなく、あくまでも友人達へ行った個人的な調査のため、こうして個人のブログにて公開します。

 

■調査に至った背景

日本のスマホ販売台数は3900万台と言われているが、中古流通はそのわずか8%にすぎない。

関西大学の宮本勝浩名誉教授が、使っていない携帯端末の数に平均買い取り価格を掛けた総価値を推計していますが、それによると2億台以上の端末が個人宅などに“死蔵”されており、その価値は1兆6489億円にも上るといわれます。ゲオホールディングスの同様の調査でも1兆7013億円と弾かれ、市場に流通する中古端末の約100倍に相当する量が眠ったままなのです”
(引用)http://www.excite.co.jp/News/society_g/20171022/Weeklyjn_13586.html

2億台以上も自宅の引き出しに眠らせている理由は何なのだろうか?
また、その問題を解決することができれば、中古スマホ市場を活性化させることができ、自動車業界のように、スマホ購入時に中古という選択肢を検討することができるようになるのだろうか?

今回は、自宅の引き出しに眠る携帯電話について実態を把握することを目的としてアンケート調査を行った。

 

■調査結果

Q1.あなたは、自宅などに「以前使っていたガラケー/スマホ」を保有していますか?

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なんと96%が、なんらかの携帯を自宅に眠らせているという結果に。

ざっくり1人平均3台あるという結果になりました。

ちなみに荒木も、4台を自宅で発見。

 

 

Q2.その内ガラケーは何台?

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回答にばらつきがありますが、4人に1人はガラケーは持っていないと。

捨てちゃったか、ガラケーってdocomoショップの店頭などに、リサイクル用の回収ボックスがあったのでその辺りに廃棄したのかもしれません。

持っている人はだいたい2台、使っていないガラケー保有していると。

 

 

Q3.その内スマホは何台?

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スマホも2台ぐらい持ってるんですね。

ガラケー1−2台、スマホ1−2台、合わせて3台、という形が見えてきました。

 

Q4.スマホの機種は?

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引き出しに眠らせているスマホは、iPhoneAndroidが半々ということに。

実際の普及率ではiPhoneが7割以上なんですがiPhoneは下取りなどで売るケースも多いので、このような結果になったのかと推測できます。

実際に、荒木もiPhone5s、iPhone6Plusは(弊社に)提供したので、手元にはガラケー1台、Android3台を持っていました。

2年より前に買ったAndroidは正直あまり再販価値が無い物も多いので、市場価格で3000円とか5000円とか、そんなもんだと思います。

iPhoneの5sあたりで5000円から10000円、6や6sになるといい値段が付きます。

※iPhoneSEを書き忘れたので、その他はSEか、WindowsPhoneだと思います

 

Q5.不要な携帯を保有し続けている理由は?

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さて本題。なぜ引き出しに2億台、1.7兆円分もの携帯が眠っているのか。
複数選択OKの回答です。

これは予想を外しました。てっきり、データ漏洩が怖いから売れずに捨てずに取っているのだと思って1番目の選択肢に入れていましたが、そう考えているのは4人に1人だけ。

一番多かった回答は「いつか中のデータ見たくなるかも」でした。この回答は特に20代30代の女性が多く、Dropboxなどのクラウドストレージにデータを写したりしてないというリテラシーの問題かもしれません。

 

画面が割れているという答えは全体の10%、これは、スマホの画面が割れた場合に修理せずに次の新機種を待って買い換えた痕跡ですね。ちなみに、修理すれば売れますし、むしろあいりぺに売って欲しいぐらいです。弊社で自社修理して売ったら利益率とんでも無いことに。。

 

どうやって売ったらいいかわからないという回答も、予想より多く17%。

中古車を売るならラビット、アップル、ガリバー、バイクを売るなら〜Go!バイク王、ピアノ売るならタケモトピアノ〜などと企業が思いつきますが、スマホを売る企業として認知された突き抜けた存在がまだいないのですね。

 

そして回答「その他」が多かったので、いくつかご紹介しましょう。

・子供にWiFi使用させていた
・引き出しに入ってることすら忘れてた
・売りたいが面倒だから
・どうせ売れないだろうと思っているし、かと言ってゴミ箱に捨てるのも気が引ける
・電源が入らない
・なんとなく
・なんかどうしたらいいかよく分からない
・家庭内ミュージックプレイヤーや子供用の知育アプリ用に使用
・なんとなくの思い出
・売ろうという概念がなかった
・めんどくさい
・処分方法がわからない、ゴミ箱にすててもよいのか?
・中のデータ抜き出したいけどめんどくさくてほっといてある
・データを移すのがめんどくさくてそのまま。
・処分するタイミング逃したw
・写真など思い出として見返したくなる時が来るような気がするため。
・売るのがめんどくさかったから
・特に理由がなく、ガラクタとして入ってます!
・何となく

 

「めんどくさい」「よくわからない」「なんとなく」「データが入ってる」などなど。

引き出しに『死蔵』されている携帯電話の実際と、なぜ眠らせているのかについて一定の情報を得ることができた。

※実際に行ったアンケート調査は他にも質問項目がありますが、割愛します

※回答者属性は下記の通りです

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■アンケート調査を終えて

私は、iPhone出張修理プラットフォーム『あいりぺ』を始め、iPhoneのレンタル、iPhoneのカラーリング、キッズ向けメカニックキャンプなど、iPhoneスマホに特化した事業を展開する経営者であるため、日常からスマホ業界のニュースはチェックしている。

その中で気になっている事として、日本ではまだ中古スマホ市場が貧弱だという事実がある。中古スマホ流通が新規出荷の8%しかないのは、実は世界的に見ても低いレートなのだ。

日本で中古スマホの流通が進まない理由は大きく分けて2つある。

 

1つは、これまで調査した通り、個人の家庭に眠っているから。

もう1つは、docomo/AU/softbankという大手キャリアが下取りしたスマホを海外に流通させているからだ。大手キャリアは、下取りしたスマホを「日本国内に流通させるな」という条件をつけて中間業者へ販売している。キャリアにとっては中古スマホがキャリアショップ以外の街中で流通することで、自社の新品端末が売れなくなるという事情がある。

しかも、ユーザーがキャリアショップ以外で中古端末を買うということは、キャリア以外のSIM、俗に言う格安SIMを選ぶ可能性が高くなるということであり、キャリアの収益に二重にダメージを与える。(格安SIMによってキャリアにも売り上げが入るが利益率は低い)。

 

しかし、これらの理由で国内の中古スマホ市場が活性化しない事に対して、スマホリユース業者も最近意義を唱えている。ゲオなどの中古スマホ取扱事業者で作るユースモバイル・ジャパン(RMJ)は、公正取引委員会に正式に抗議。

それに対して公正取引委員会は今年8月に、

「メーカーがキャリアに対して中古品の市場還流を禁じたり、あるいはキャリアが業者に卸す際に、その端末の国内市場での販売を制限したりする行為があれば、独占禁止法上問題となる恐れがある」

格安スマホ 思わぬ追い風 中古市場にiPhone流入 :日本経済新聞

 以上のように指摘した。

そして、キャリアの下取り金額は実際に街中の買取店と同価格まで下落した。

 

このように、日本のスマホ中古市場はこれから活性化するために少しずつ試行錯誤を続けている。キャリアが独占して海外へ流す問題が解決したとしたら中古市場は成長を続けるだろう。

 

そしてもう1つ、引き出しの中に2億台を眠らせてしまうという問題を解決する方法に関しては、弊社あいりぺが、修理、レンタル、カラーリング、キッズ向けキャンプに続く第5の事業として、水面下で準備を行っている。

 

『あいりぺBox』

 

このような仮称で開発を行っている新規事業は、引き出しに眠る2億台、1.7兆円の市場へ、これまでに無い、全く新しい方法でアプローチする。

詳細は、来月11月16日・17日に開催されるTechCrunch Tokyo 2017スタートアップバトルにて発表、発表と同時に事前登録用のティザーサイトを公開するので興味がある方は、ぜひ足を運んで欲しい。

jp.techcrunch.com

 

私は昨年、あいりぺを将来的にどう伸ばしていくか検討する中で、スマホ市場は中古車市場と似ているという事に気がついた。そして、中古車買取のガリバーさんのように専門に特化した総合サービスを提供したいと考えていた。iPhoneのカラーリングサービスを提供しているのも、中古車から着想を得たものだった。

 

今年某月、引き出しに眠る1.7兆円市場へ参入するために、『スマホ端末売買特化版のフリマアプリ』立ち上げを検討した事がある。実際にフリマアプリ大手へ企画を持ち込み検討を重ねたが、立ち上げを見送った。

 

引き出しに眠るスマホを出してもらう、他の会社ではでき無い事を、自社のリソースを使って弊社だけが出来る様にするには、フリマじゃない、そう思い直して『あいりぺBox』の基本設計を進めた。

 

あいりぺ第5の事業がうまくいくかはわから無いが、日本の中古スマホ市場の活性化に注力したい。そして、キャッシュリッチな某社と共に第6の事業についても検討が進んでいる。年内には発表でき無いかもしれ無いが。

長々と失礼した。

中古スマホというキーワードに当てはまるビジネスをしている方、ぜひ連携してくださーい。twitterやFBで連絡お待ちしてまーす。