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堀江貴文イノベーションカレッジ(HIU)と早稲田大学ビジネススクール(WBS)、両方に入っている自分から見た違い

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イノベーターズ・トーク

堀江貴文×佐山展生×楠木建】堀江氏が叩いた因縁の2人とバトル
https://newspicks.com/news/1337872/body/

 

NewsPicksで面白そうな企画が始まった。

事業家の堀江貴文さんと、経営学者で一橋大学大学院教授の楠木建さん、事業家で大学でも授業を持つインテグラル代表の佐山展生の対談を記事にしたものだ。

1つの注目として、以前堀江さんがコンビニ居酒屋のアイデアを出した時に、楠木さんに否定され「商売の経験もない頭でっかちの教授」と批判した因縁の関係ということもある。

つまり、構図としては“経営学VS実務家”という形になるし、“経営学の教授VS経営者の堀江さん”という対談だ。

自分の直接の知人であればご存知のとおり、自分は“経営学VS実務家”どちらにも属することになる。

楠木さんは経営をしているわけではないし、堀江さんは経営学を学んでいるわけではない。

楠木さんは堀江貴文サロンで何が行われているかは知らないだろうし、堀江さんは大学院で何が行われているか知らないだろう。


・起業経営者で
・堀江サロンで活動しながら
・大学院で経営学を学んでいる

 

という、おそらく唯一の存在の私から、両方を体感して経験した立場で色々といいたい事を言わせてもらおう。

尚、ここから先は堀江貴文イノベーションカレッジ(=HIU)、早稲田大学ビジネススクール(=WBS)と省略表記する

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1、[HIU VS WBS]入学方法

・HIUは毎月月末に会員が募集される。正確な人数は知らないがおそらく50人前後。試験も無いし審査もほとんど無い。誰でも入れるということ。私も普通に申し込んで入会した。

WBSは年に1-2回様々なコースで募集がされる。私が所属する“夜間主総合コース”は秋と冬に入試がある。私が受けたときの倍率は3倍程度。
最初に志望動機や過去のキャリア将来のキャリア展望などを提出し書類審査があり、

次に筆記試験がある。確か小論文を5時間ぐらい(3時間+2時間)だった様な気が。内容は自分が経営者だったらどう判断するかという内容など。「2000円札の普及担当だったらどの様な施策をしますか?」という様な考えを問うものや、文章を読んだ上で、東南アジア諸国のデータが渡されて、国内の和食チェーンの戦略担当として、どの国に進出するか決めてその理由を述べよ、具体的な進出施策を述べよ、みたいなものもあった気がする。
どうやれば受かるのかは知らないが、私が受かったということは特に何か特別な対策をしないと受からないというものではないと思う。
強いて言えば、NewsPicksなどで持論を展開する練習ぐらいはしておいた方がいいかも。正解を問う暗記問題ではなく、考え方を聞く記述問題なので。

筆記試験をパスすると、面接。面接では3人の教授を前に15分程度話をする。
聞かれる内容は人によって異なるらしいが、自分の場合には

・現在のお仕事についてどんなことをやっているのか?
・仕事をしながら通うことが大丈夫なのか?
・なぜ大学を卒業して就職せずに起業したのか?
・なぜ、ビジネススクールで学びたいのか?
・なぜ、他の大学ではなく早稲田を選んだのか?

たしかこんな感じ。
雰囲気は終始和やかで、面接というよりも雑談や対談している様な気持ちだった。
面接も正解を答えるというものではなく、考えを聞きたいということだろうから、特に対策はない。
強いて言えば、喋り過ぎないように自分の脳内で自分に上記内容などを問いかけて、なんとなくまとめておくといいかも。

ちなみに、良い内容が答えられなくても問題ない。
自分の場合、
なぜ就職しなかった?⇒1社受けて会社員が向いていなかったから⇒でも2社3社受ければ違ったかもしれないじゃん?
⇒あー…たしかにそうっすねw(教授失笑)

なぜ早稲田を選んだ?⇒早稲田の社会人向け講義を受けて感動したから⇒でも他の大学の講義も受けて比較したら違ったかもしれないじゃん?
⇒あー…たしかにそうっすねw(教授爆笑)
ただ一方で、自分は自分の人生は選択肢のチョイスで変わるとは思っていなくて。
若い頃は、どれが正解か2択や3択に真剣に悩んでいましたが、
最近は正解を選ぶのではなく、選んだ選択肢を正解にするためにどうしたらいいのか、って事の方が重要だと思っていますし、実際に自分はそう生きています。

なんかこんな感じ。まあ受かったからいいやw


2、[HIU VS WBS]学費

・HIUは毎月1万円=年間12万円
WBSは2年間で300万=年間150万

流石に10倍以上差が出るw


3、[HIU VS WBS]教える側の人間について

・HIUはそもそも「教える」という観念がない。受動的で受身だと何も得ることはない。
30コ近くある分科会に1つまたは複数個所属して、自分がプロジェクトを提案し、実際にヒトモノカネを調達しながら進めていく。
「▲▲なスーツケースを作る」という実際のビジネスとして進められるプロジェクトもあれば、「生ハムを作りに行こう」と言うような参加するだけのプロジェクトもある。
毎月2回堀江さんとゲストのトークライブが開催される。ゲストは毎回変わる。CA藤田社長の様にビジネスの第一線の人もいれば、GLAYTAKUROさんの様に必ずしもビジネスだけにこだわった人選でもない。普段トークイベントには出ない人もサロン限定でクローズドなイベントだからと参加してくれる場合もある。
各分科会にはリーダーと呼ばれる人たちもいるが、特に何も教えてくれないだろう。教わる姿勢で参加すると全く何も得られないはず。

WBSは教授陣がそもそも豪華。学者と実務家半分ぐらいだろうか、コンサル出身の方も多く実際にビジネスをやっていた方や社外取締役の方も多い。
・普段読んでいる本の著者がいるということもちょっと嬉しい。『論点思考』の内田教授、『見える化』の遠藤教授などは本も売れているし、外資コンサル会社のトップ経験者なので人気が高い。
・各講義では、教授が用意したゲストが話に来てくれることも多い。C Channelの森川社長、JINSの田中社長、UBERの髙橋社長、マザーハウスの山口代表、その他大勢のゲストの話を聞く機会があった。
WBS以外でも早稲田大学としてイベントや講演をやっている場合も多く、田原総一朗さんが担当する授業に堀江さんがゲストで来たりしたことも。


4、[HIU VS WBS]メンバー、仲間について

・HIUは年齢も住んでいる地域も仕事も年収も全く異なる多様な人が集まる
唯一の共通点は『堀江貴文』という人間に何かを感じている人が集まっているということ。
どんな人が多いかというと、経営者又は1人で仕事をしている人が多い。全体の半分がコレ。
逆に言うと半分は会社員。ただ、楽しみたい思考の人が多い。
実際に会ったことがあるのは、おそらく全体の20-30%ぐらい。1度も会ったことない人多数。
毎月継続という形なので、毎月一定数が退会し、一定数が入会するイメージ。
なので、人間がどんどん入れ替わる。

普段はオンライン活動なので、都内以外の人も多い。オフラインの活動も参加しようと思えば2日に1回ぐらいは何かしら開催されている。

WBSは入試を突破してきた人間だけが在籍するということで、ある程度属性が揃っている。
年齢は30代が7割ぐらいの実感。20代も40代もいる。
仕事は大手企業の会社員がほとんど。自分のクラス85人のうち80人ぐらいはそうかも。自分は特殊な部類。
早稲田まで通学するので、殆どの人が都内近郊に住んでいる。たまに、静岡や仙台や東海から通学する人も。

平日夜と昼間に通学するコースなので、全員が仕事しながら通っている。
頭がいい人が多いというか、その逆で頭の回転が遅い人が居ない。仕事できない人が、たぶん居ない。これは入試で選考しているからだろう。
逆に言うと、尖った人や異色の人は少ない。自分もレアケース。
最初は有能な会社員というマジョリティを見下していたが、実際には個性が強く面白い人間が多い。これは自分の誤解だった様で、180度見方が変わった。


5、[HIU VS WBS]仕事できるかについて

・HIUは、本当にビジネスを立ち上げるしどんどん実務が進む。失敗や成功を積みまくる。
逆の言い方をすると、議論が少ないし、たまに議論がなされていてもめちゃくちゃショボイ。議論に慣れていない人が多く、目的を見失って議論だけで実際の活動は何も動かない場合もある。
HIU全体として仕事ができる人が多いのか?というと、そうではない。本当にいろんな人がいるから。
ただ、むちゃくちゃすごい人もたくさんいる。ただ、そういう人はだいたい表に出てこなくて、たまにイベントで隣り合って話を聞くと『すげっ!』的な。
要するに、仕事ができるかどうかというより、いろんな人がいるから、有能な人もいるし無能な人もいる。

WBSは、仕事できる人ばかりが集まっているけれども、実際にビジネスを立ち上げることは無い。
転職や起業する人はそこそこいるらしいが。
ただ、経営学の様に机上の空論を学んでいる頭でっかちな集団かというとそれは間違い。学者教授と同じかそれ以上の実務家教授がいるから、学問をdisりまくる。
「私もビジネススクール出身ですが、実際に仕事で使えることなんでなんにもなかった。卒業してまず最初にやることは、学んだことを捨てる事です」こんな教授や、
「みなさんこんな所に来ている暇があるなら、今すぐ会社に戻って仕事しなさい」こんな教授で溢れており、理論だけの頭でっかち集団ではない。


なので、仕事が出来る人はめちゃくちゃ多いが、メンバー同士で実際にビジネスなど何かを作る事は無い。

 


…ちょっと長すぎたので一旦このあたりで切ろう。
気が向いたら後編として他にも、いろいろと比較する。

 

最後にひとこと、
HIUもWBSもめちゃくちゃおすすめ。
どちらが欠けても今の自分は無い。

ただ、WBSはちょっとハードルが高いからとりあえずHIUで良い様な気がする。
本気なら、どこでやるかよりも、何をやるかでしょ。

ということで。
HIU又はWBSについて何か聞きたいことがあれば、どうぞ気軽に声かけてくださいな。
twitter @arakens

 

www.waseda.jp

 

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